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【新聞ウォッチ】ロンドン五輪の歓喜に水を差す、国内消費の息切れ

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年8月14日付

ロンドン五輪閉幕、熱狂リオへ(読売・1面)

エコカー補助金来月にも終了、個人消費に冷水(読売・3面)

●国産EV米レース健闘、性能向上にデータ活用、トヨタ車部門V・総合6位(読売・8面)

●「内需主導」に不透明感、GDP年1.4%増個人消費が減速(毎日・6面)

●損保4~6月期決算、自然災害支払い急増(産経・8面)

●都内交通事故死者100人に、過去最も遅いペース、警視庁(東京・22面)

いすゞ、中印に新工場、ピックアップ生産能力5割増、300億円投資(日経・1面)

●高速道割引延長を検討、国交省、財源、債務返済延長も(日経・4面)

●「ドラクエ」と販促でコラボ 日産「セレナ」(日経・11面)

●ガソリン、2ヵ月ぶり高値、スポット7月中旬比6%上昇(日経・17面)

ひとくちコメント

ロ ンドン五輪が幕を閉じたことで、きょうの各紙は17日間の熱戦の記録とともに、日本選手の奮闘ぶりを総括する紙面構成となっている。社説でも「五輪閉幕」 をテーマに上げて「ロンドンの工夫を次へ」(朝日)、「東京への招致に繋げたい」(産経)などと、話題は早くも4年後のリオデジャネイロの次の2020年 の「東京の誘致成功に結びつけたい」としている。

国内でも盛り上がった今回のロンドン五輪だったが、一夜明けると、「国内景気が足踏みする懸念が強まっている」(日経)などと、せっかくのお祭り気分に水を差すような記事が報じられている。

内 閣府が発表した12年4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)が東日本大震災の復興需要や、震災以降続く個人消費の拡大がけん引役となって前 期比0.3%増とプラス成長を維持したが、伸び率は鈍化。しかも、頼みの綱の「エコカー補助金による消費押し上げ効果も一巡。欧州債務危機を受けた海外経 済の減速で輸出も回復せず、今年後半の景気の減速は避けられそうにない」(毎日)との見方が大勢を占めている。

産経は「6月は例年にない ほどのにぎわいだったが、客足は鈍くなっている」(都内ホンダ販売店)と、販売現場ではすでに変調の兆しが見え始めたと伝えている。東京は「政策頼み消費 息切れ」というタイトルで「テレビ売り場閑散、『エコカー』後心配」「増税に耐える体力不足」と指摘する。「楽は苦の種、苦は楽の種」ということわざがあ るが、補助金の恩恵はその典型的な例だろう。

 

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